アプリカンブログ

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iBeacon/ビーコン APIを使うために必須のもの、ご存じですか?

iBeaconやビーコン APIと呼ばれる仕組みを使うためには必須のものがあります。それはBLE(Bluetooth Low Energy)です。Bluetooth 4.0と呼ばれ、従来のBlutoothとは互換性を持たない技術になります。

BLE

従来のBluetoothでは消費電力の問題があり、常時オンにしているとバッテリーを大きく消費してしまう問題がありました。それに対してBLEは消費電力を減らし、小さなバッテリーでも長期間にわたって使えるのが特徴になります。ボタン電池で1年くらい動くと言ったものもあります。

このため、古い機種のiPhoneでは使えなかったり(iPhone 4Sから対応)、Androidにおいても数年前の機種ではBLEに対応していないことがあります。そうしたデバイスに対してはiBeaconは使えません。とはいえ、最近のスマートフォン、タブレットであれば大抵BLEを備えています。

もちろん、Bluetoothがオンになっていなければなりません。例えばアプリカンの場合、Bluetooth APIを使うことでBluetoothがオンになっているかどうかをチェックすることができます(Android限定です)。そのためiBeacon/ビーコンAPIを使うためには、

  • BLE(Bluetooth Low Energy)が必須
  • Bluetoothがオンになっていること

が条件になります。さらに次に書くビーコンデバイスも必須です。

ビーコンデバイス

iBeaconはBLEに対応したスマートフォン、タブレットとビーコンデバイスと呼ばれるBLEの発信器とが通信することで実現します。そして、そのビーコンデバイスは個々に異なるUUID(Universally Unique Identifier)と呼ばれる識別子を持っています。ただしこのUUIDは自分で自由に決められますので被っている可能性もあります。とはいえ、例えば 00001101-0000-1000-8000-00805F9B34FB のように十分に長いものなので任意につけたとしても殆ど被る可能性はないでしょう。

ではどういった時に被るかと言うと、複数店舗あるグループにおいて、UUIDは統一して使うことができます。そうすることでビーコンデバイスとして監視して欲しいUUIDを絞り込むことができます。そして、UUIDと共に使えるのがメジャー、マイナーと呼ぶ値もつけることができます。メジャーを店舗IDとし、マイナーを店舗内の場所(入り口は1など)とすることでグルーピングして管理することができます。

例えばマイナー値1を入り口とした場合、UUIDとマイナー値の組み合わせでお店のどこにいるか(または近くにいるか)分かるようになります。そこでクーポン発行や、いらっしゃいませといったメッセージを流せれば店舗への誘導施策として使えることでしょう。

iBeacon/ビーコン APIはインターネットを使いません

iBeacon/ビーコンデバイスは自分自身のUUID、メジャー、マイナー値を発信するのみで、通信をする訳ではありません。スマートフォン、タブレット側でその信号をキャッチして情報を表示します。どのUUIDからの情報をキャッチしたらどういった処理を行うかはあらかじめプログラミングしておきます。そしてスマートフォン、タブレットの画面に出る通知はローカル通知と呼ばれるもので、インターネット上から送信されるものではありません。そのため地下や屋内施設などでインターネットが使えないような場所でもiBeacon/ビーコンは利用可能です。

iBeaconではだいたいの距離が分かります

iBeaconデバイスは信号を一定の強さで発信し続けています。その強度を計算することでスマートフォン側ではだいたいの距離が分かるようになっています。すぐ近く、近く、遠い、不明の4種類になります。さらに細かく取りたい場合はm単位でも取得できますが、目の前に遮蔽物があったり、高さが違ったりすると水平方向での距離が変わってしまうので距離が完全なものであると考えない方が良いでしょう。

そのためiBeacon/ビーコン APIでは位置情報がとれるかのように扱われますが、そのようなことはありません。ただしスマートフォン側で位置情報を取得することはできますので、iBeaconを関知したタイミングでスマートフォン本体の位置情報を取得するといった組み合わせは可能です。


iBeacon/ビーコンは主にO2O向けの施策が多くなっていますが、世界ではそれ以外でも利用が進んでいます。iBeaconの特性を知ることで、新しいアイディアにつなげてください。

なお、私たちの提供するアプリカンを使うと設定ファイルを書くだけで簡単にiBeacon/ビーコンデバイスと連携したスマートフォン、タブレットアプリが開発できますので、ぜひチェックしてください!

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